低気圧で頭が痛くなる人へ|天気のせいだけにしない頭痛と体の使い方の見直し
はじめに
雨の前や天気が崩れる前に、
「頭が重くなる」「こめかみが痛い」「首や肩までつらい」「目の奥が重い」「なんとなく気分も落ちる」
このような不調を感じる方は少なくありません。
最近では「天気痛」「気象病」「低気圧頭痛」という言葉を目にすることも増えました。
実際、気圧の変化や低気圧、湿度、雨などと頭痛の発生が関連する可能性を示した研究もあります。
ただし、ここで大切なのは、頭痛をすべて「低気圧のせい」と決めつけないことです。
頭痛にはいくつかの種類があり、中には医療機関での確認が必要なものもあります。
この記事では、低気圧の日に頭がつらくなりやすい方に向けて、頭痛の見分け方、首や肩の緊張との関係、日常で見直したいポイントをまとめます。
低気圧と頭痛は関係するのか
天気が崩れる前に頭が痛くなるという感覚は、決して珍しいものではありません。
気圧の変化、湿度、雨、気温差などが、頭痛のきっかけになる可能性は研究でも報告されています。
ただし、気圧が下がったから必ず頭痛が起こるわけではありません。
同じ天気でも頭痛が出る日と出ない日があります。
その違いには、
・睡眠不足・疲労・ストレス・水分不足・食事の乱れ・長時間のスマホやパソコン・首や肩の緊張・運動不足・ホルモン周期
など、複数の要因が関係していることがあります。
つまり、低気圧は「原因そのもの」というより、もともと負担がたまっている体に対して、不調が表に出るきっかけになることがあります。
頭痛にはいくつかのタイプがある
頭痛といっても、すべて同じではありません。
代表的なものとして、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、そして病気や外傷などに伴う二次性頭痛があります。
片頭痛で見られやすい特徴
片頭痛では、
・ズキズキするような痛み・片側に出やすい・動くとつらくなりやすい・吐き気を伴うことがある・光や音がつらく感じることがある・前兆として視界がチカチカすることがある
といった特徴が見られることがあります。
ただし、症状の出方には個人差があります。
自己判断で決めつけず、繰り返す場合や生活に支障がある場合は、医療機関で相談することが大切です。
緊張型頭痛で見られやすい特徴
緊張型頭痛では、
・頭を締めつけられるような感じ・後頭部から首すじが重い・肩こりを伴いやすい・長時間のデスクワーク後につらくなりやすい・姿勢や疲労の影響を受けやすい
といった傾向があります。
低気圧の日に頭が重いと感じる方でも、実際には首や肩、背中の緊張が強く関係していることがあります。
低気圧の日に首・肩がつらくなりやすい理由
天気が悪い日は、外出や運動の量が減りやすくなります。
すると、座っている時間やスマホを見る時間が増えやすくなります。
その結果、
・頭が前に出る・背中が丸くなる・肩がすくむ・呼吸が浅くなる・首の後ろに力が入りやすくなる
という状態になりやすくなります。
頭は意外と重く、首や肩は常にその重さを支えています。
頭が前に出る姿勢が続くと、首の後ろや肩まわりに負担が集まりやすくなります。
これが、頭の重さ、後頭部の違和感、こめかみまわりの張りにつながることがあります。
低気圧そのものだけでなく、「天気が悪い日に増えやすい生活習慣」も一緒に見直すことが大切です。
まず確認したいポイント
低気圧の日に頭が痛くなる方は、次の点を記録してみてください。
・いつ痛くなるか・天気が崩れる前か、雨の日か、雨の後か・痛む場所は片側か両側か・ズキズキか、締めつけられる感じか・吐き気や光のまぶしさがあるか・首や肩の張りがあるか・睡眠時間は足りていたか・水分はとれていたか・スマホやパソコンの時間が長かったか・市販薬を使う頻度はどのくらいか
これを数週間記録すると、自分の頭痛の傾向が見えやすくなります。
「気圧が下がった日」だけでなく、「寝不足だった日」「仕事が忙しかった日」「肩に力が入っていた日」なども一緒に見えてくることがあります。
自宅でできる首・肩まわりのケア
低気圧の日に頭が重い時は、いきなり強く揉むよりも、まずは呼吸と軽い動きから始めてみてください。
1. 肩をすくめて脱力する
背筋を軽く伸ばして座ります。
鼻から息を吸いながら、肩をゆっくりすくめます。
口から息を吐きながら、肩をストンと落とします。
これを5回ほど繰り返します。
力を入れることよりも、抜ける感覚を確認することが目的です。
2. 首を小さく左右に動かす
首を大きく回す必要はありません。
正面を向いたまま、痛みのない範囲で小さく左右に動かします。
動きが硬い方向があっても、無理に伸ばさないでください。
ゆっくり呼吸をしながら行うのがポイントです。
3. 胸を軽く開いて呼吸する
両手をお尻の後ろ、または腰の後ろに置きます。
胸を軽く開き、鼻から息を吸います。
口から長く吐きながら、肩の力を抜きます。
背中を反らしすぎず、気持ちよく呼吸できる範囲で行ってください。
4. 目と顎の力を抜く
頭痛がある時は、無意識に目や顎にも力が入りやすくなります。
奥歯を軽く離し、舌を上あごにやさしく置きます。
目の力を抜き、遠くを見るようにします。
スマホやパソコン作業が長い方は、画面から目を離す時間も作りましょう。
やってはいけないこと
頭痛がある時に、首を強く揉んだり、無理にボキボキ鳴らしたり、痛みを我慢してストレッチを続けたりするのはおすすめしません。
特に、片頭痛のようにズキズキして、動くとつらくなるタイプでは、強い刺激がかえってつらく感じることがあります。
また、痛み止めを頻繁に使っている場合は、薬剤の使用過多による頭痛が関係することもあります。
市販薬を使う頻度が増えている方は、薬剤師や医師に相談してください。
医療機関を考えた方がよい頭痛
次のような場合は、無理にセルフケアで様子を見ず、医療機関への相談を検討してください。
・突然の激しい頭痛・今まで経験したことのない頭痛・だんだん悪化している頭痛・手足のしびれや麻痺を伴う・ろれつが回らない・視界がおかしい・意識がぼんやりする・発熱や強い吐き気を伴う・頭をぶつけた後から続く頭痛・50歳以降に初めて出てきた強い頭痛・痛み止めを使う回数が増えている
頭痛の多くは日常生活と関係することもありますが、中には早めの確認が必要なものもあります。
「いつもの頭痛」と思い込まないことが大切です。
当院で見ていること
オースマイルコンディショニングでは、頭痛そのものを診断したり、医療的な治療を行う場所ではありません。
ただ、首・肩・背中の緊張、姿勢、呼吸の浅さ、日常の体の使い方などを確認することで、頭や首まわりに負担が集まりやすい状態を一緒に見直すことはできます。
たとえば、
・頭が前に出ていないか・肩がすくみやすくなっていないか・背中が丸まりやすくなっていないか・呼吸が浅くなっていないか・スマホやパソコン作業中の姿勢はどうか・首だけで動こうとしていないか・肩甲骨や胸まわりが使えているか
このような点を確認していきます。
低気圧の日に頭がつらくなる方は、天気だけでなく、普段の体の使い方や首肩まわりの負担も一度見直してみてください。
まとめ
低気圧の日に頭が痛くなる、頭が重くなるという感覚は、多くの方が経験するものです。
ただし、頭痛をすべて低気圧のせいにしてしまうと、本来確認すべき体の状態や、医療機関で確認すべきサインを見落としてしまうことがあります。
大切なのは、
・頭痛のタイプを確認すること・天気以外の要因も見ること・睡眠、疲労、水分、姿勢を見直すこと・首や肩に力が入りっぱなしになっていないか確認すること・危険なサインがある時は医療機関に相談すること
です。
松戸駅近くで、首や肩の緊張、姿勢、体の使い方が気になる方は、オースマイルコンディショニングまでご相談ください。
頭痛そのものを診断するのではなく、首・肩・背中に負担が集まりやすい体の使い方を一緒に確認していきます。
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【参考】
日本頭痛学会「頭痛の診療ガイドライン2021」
日本頭痛学会「国際頭痛分類第3版(ICHD-3)日本語版」
International Headache Society「ICHD-3」
国立長寿医療研究センター「頭痛の原因は?」
厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」



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